DAWを使った音楽制作用PCの選び方

DTMを始めるにあたり、まず必要なパソコン。
パソコンを選ぶ際のポイントについて挙げていきます。

まずパソコンを選ぶ一番最初の選択肢として、

のどちらを選ぶかというところから始まると思います。
これに関しては選ぶポイントはいくつかありますが、DTM用パソコンという意味では、使用するDAWが対応しているか確認が必要です。

Windowsのみ 両方対応 Macのみ
SONAR
FL STUDIO
ABILITY
Pro Tools
Cubase
Live
Studio One
Digital Performer
Reason
Logic
GarageBand

有名どころをざっとまとめてみましたが、こうしてみると以前よりも、Macじゃなきゃ使えないソフトが減って印象です。
DAWの選び方については、別ページでまとめるとして、パソコン本体の選び方について進めていきたいと思います。

DAWソフトの選び方についてはこちら

パソコンの性能について

まず最初に、音楽制作はPCにとって軽い作業ではないので、性能は高ければ高いほど良いと思います。
トラック数が増えてくると、止まったり、ノイズが発生したりと、とてもストレスです。
とは言っても予算に限りがあると思うので、折り合いをつけて、選ぶ際のポイントを簡単にまとめてみました。

プロセッサ 演算装置なのでここの性能で大部分が決まります。クロックのスピードとコア数が多いほど性能は良いと思います。最低でも、Core i5くらいは欲しいところですね。
メモリ これも大きいほど良いと思います。最低でも8Gは欲しいです。
Macだと後で変更することができないため、購入時にオプションで変更しなければなりません。
ストレージ 種類としては、SSD、HDD、Fusion Driveなどがありますが、速さ的には、SSD>Fusion Drive>HDDでしょうか。あとは容量ですが、これに関しては外付けで対応する手もあるので、そこまで大容量である必要もないかと思います。256GB512GBもあれば最低限は大丈夫ではないでしょうか。もちろん多いに越したことはありません。
ディスプレイ 画面が小さくてもデュアルにして広くする方法もあるので、小さすぎなければいいかなというくらいで重要度は高くないかと思います。
しかし、ディスプレイも大きいに越したことはありません。
入力端子 楽器からのUSBや、オーディオ・インターフェイスの接続、iLokなど何かと接続するものは多いので数は必要になってくる。ハブを使って対処もできます。

この辺りの性能を確認して、決めると良いと思います。
あと、デスクトップにするかノートにするかは使い方で決めればいいんじゃないでしょうか。どちらでも構わないと思います。

機材変遷

僕のこれまで使ってきた機材について、感想をまとめたので参考にしていただければと思います。

PCは、

  • 富士通のテレビ一体型パソコン(SONAR X)
  • MacBook Pro 15インチ(Logic Pro 9)
  • iMac 21.5インチ(Logic Pro Ⅹ)

これらを使ってきました。

最初は富士通のテレビ一体型パソコン(Windows)で、SONARを使っていましたが、しょっちゅう固まっていましたね(笑)
これに関しては、もともとこのPCを使っていて、それでSONARを買ったという流れなので、メモリも2Gしかなく、今思うとよくこんな性能でやっていたなという感じです。

その後、MacBook Proを購入し、Logicに乗り換えました。
ただこの時もパソコンに詳しくなかったので、とりあえずこれにしたという感じで、最初はメモリも4Gで、後で8Gに変えました。(昔のMacは自分で乗せ変えることができました)
ただ、これでも止まる時は止まります(笑)

そして、現在は、Imac 21.5インチを使っています。
メモリは16Gで、Core i5です。以前に比べると、だいぶ快適にはなりました。
が、トラック数が100近くとかになってくると、固まる時は固まりますね(笑)

モニターに関しては、iMacからHDMIでつなぎ、デュアルモニターでやっています。
やはり作業画面が広いと、作業効率も全然違うと思います。command + tabで画面を切り替えるよりも圧倒的です。オススメです。

ざっとこんな感じでしょうか。参考にしていただければ幸いです。